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段差解消スロープの設置のしかた

段差解消スロープ事例画像

1: 高齢者つまづき予防の「段差解消スロープ」

・摺り足に近い歩行になる。
・足首の柔軟性が減り、固い歩行になる。
・足首がむくみ、可動域が減る。

足を上げているつもりでも、上がっていない場合があります。

急いで電話に出ようとしたとき、急いで玄関に向かったときの
高齢者の転倒事故事例が多くあります。

関節が固く、骨がもろくなっている高齢者にとって
転倒は大ケガにつながります。


床段差に足が掛からないようにするための簡易的な方法に
「段差解消スロープ」の設置があります。

スロープと言っても坂道のように斜面を歩くのではなく、
またいでしまうぐらいのミニサイズです。
歩行者向け転倒予防の「段差解消スロープ」は
足が掛からないようにすることが目的です。



スロープの大きさに注意!
足首が固くなってきた高齢者は斜面に足をのせると
バランスを崩しやすくなります。
例えば、段差が4センチの場合は
スロープの奥行きは20センチ以上になるので
通過するには踏んで行くことになります。
また、20センチ以上も廊下に張り出すとスロープの
側面に足を掛けてしまう可能性もあります。

歩行利用の段差解消スロープは、当店では3センチ以下の
小さな段差におすすめしています。


歩行器やキャスターがついたものを押して移動される場合は
3センチ以上でもスロープを設置するスペースを確保できれば
問題ありません。



歩行者利用の「段差解消スロープ」を設置される場合は
以下の4つをご確認下さい。

1:段差高さにスロープ高さを合わせる。
2:邪魔にならない大きさか、奥行き寸法を事前確認。
3:側面からのつまずき防止で、斜面を斜めカットする必要があるか。
4:バランスを崩さない、ゆるやかな角度か

高齢者に必要なことは、できるだけ身体を動かすことです。
安全性を高め、家の中で活動的になれる空間を作りましょう。

段差解消スロープ設置前の確認事項



2: 車椅子のための「段差解消スロープ」

  床段差が1.5センチ以上あると、前輪キャスターがひっかかり
車椅子が段差を超えられなくなります。


その段差をまたぐために、前輪を少し浮かす必要があります。
そのときの振動や、車椅子を何度も切り替えしたり、傾けたりすることが
座っている人の負担につながります。
車椅子を押している方もストレスです。

本人と介助者、双方の負担を軽減する方法に
「段差解消スロープの設置」があります。
歩行利用のつまづき防止と違い、車椅子利用の場合、
設置目的は以下の2つ。

1:上がれなかった大きな段差を乗り越える。
2:小さな段差をスムーズに乗り越える。




車椅子タイプや利用の仕方によってスロープ設置方法が変わります。


A:自走タイプ

自走タイプは通常はハンドリム(車輪についている輪っか)を
手で回し操作しますが、フットレスト(足を乗せる部分)を外して
足漕ぎで操作される方もいます。
この場合、できるだけゆるやかな斜面の方が、段差を
乗り越えやすくなります。
斜面が急な角度の場合、助走して勢いをつけないと
上がりにくくなってしまいます。


B:介助タイプ

介助者が後ろから押す介助タイプの場合、誰が介助するかで変わってきます。
例えば、力のある男性介助であれば10センチ程度の段差は
前輪をヒョイッと上げて乗り越えられるため、スロープ設置の
必要性は高くありません。
しかし、女性などあまり力がない介助者の場合は、段差解消スロープで
乗り越える方が安全です。


C:電動タイプ

電動アシストがついた車椅子は、それ自体にパワーがあるので
急な角度のスロープでも難なく上がって行きます。
この場合は段差解消スロープがタイヤの滑らない表面加工に
なっていることが重要です。


D:ティルト・リクライニング

背もたれが倒せるティルト・リクライニング車椅子は全長が長いので
スペースがとにかく必要です。



車椅子利用の「段差解消スロープ」設置前に
以下の4つを確認しましょう!

1:車椅子タイプと誰が介助するかを確認。
2:段差に合わせてピッタリな高さ。
3:無理のない斜面角度で、滑りにくい表面加工。
4:他のご家族に支障ないか。

介助する人、される人、双方にとって負担軽減につながる
「段差解消スロープ」を設置しましょう。

段差解消スロープ 車椅子の段差解消方法

段差解消スロープで車いすの乗り越えが可能に